【質問コーナー】専門学校に通う意味は無いのですか? 他

ありがたいことに、当サイトへ質問が寄せられるようになったので、いくつかお答えしていこう。

 

Q. CGアニメーターかプログラマーを目指すのに、専門学校は本当に無意味なものでしょうか?

A.  無駄ではないが、多くの労力と学費がかかるため、おすすめはしない

 

まず大前提として、どの手段を選ぶにせよ、本人に熱い意志が必要だということは述べておく。ただ何となく「ここに行けばなれるのかな~」「これをすればなれるかな」では絶対になれない。「俺は・私は、絶対になってやるんだ」という強い意志があって、初めて専門学校がアリかナシかという話に持っていける。ここが弱いと、何をやってもダメなので。

 

意志が弱いと、専門学校に行こうが行かまいが、結局うまく行かない。これやっとけば大丈夫なんてものはないのだ。受験と同じで、骨格となるのは熱意である。

 

その上で1つ断っておくと、僕は専門学校に対し否定的だ。過去に専門学校に通うべきではないという記事を書いたし、恐らく質問者さんも記事を読まれた上でそのような疑問を持ったのだと思う。

だが、なにも僕は専門学校を全否定はしない。絶対になるのだという強い意志を持ち、数百万円の学費を払えるのであれば、専門学校は決して無意味なものではない。
少なくとも、独学でやるよりはよっぽど効率的で、モチベーションも維持しやすいはずだ。

先述の記事で僕が言っているのは、専門学校と大差ない境遇が破格の学費で手に入るぞということだ。専門学校であれ、学習塾であれ、プロが監修する環境で勉強をするに越したことはない。もっと言うなら、人柄採用をされて実務経験を積むのが最も近道だったりする。
現に、全くプログラミングができない状態から、3ヶ月間猛勉強しながら実務経験を積み、見事プロとして羽ばたいた人を僕は知っている。習うより慣れろということだ。

 

更に言うと、これはゲームプログラマーの話であり、3Dデザイナーの専門学校はもっと悲惨だ。僕は、在学中にCGアニメーション科とコラボしてゲームを作れないか、担当教師に話を持ちかけらことがあるのだが、「うちの科じゃ実用に耐えうる子は誰もいないので無理ですねえ」と返された。書いていて虚しくなってくるが、要するにそういうことだ。

結論を述べると、無駄ではないが、意志を貫き莫大な学費を投じる覚悟を決めないと無駄になる。3Dデザイナーに関しては特におすすめしない。……というお話でした。

 

 

Q. 3Dアニメーターの需要はありますか?

A. めちゃめちゃあります

 

正確な質問は「ゲームプログラマーの需要と比べてどうですか」というものだったが、はっきり言ってゲームプログラマーよりも遥かに需要がある。
極端な話、今はゲームエンジンが発達したため、プログラミングができなくてもゲームが作れる時代だ。特にUE4は、BluePrintを使えば完全にノンコーディングでゲームが作れてしまう。

じゃあゲームプログラマーは不要かと言われると、そうではない。UnityもUE4も、即戦力となるほどのエンジニアはまだまだ不足しており、欲しがっている人材は多くいる。また、AAA級のゲームを作るにあたっては、Unityではなく自社製のエンジンを用いたり、時には社内製エンジンを作るためにエンジニアを起用するケースも珍しくない。エンジンは便利になったが、何から何まで頼れるほど現場で使われてはいないのだ。

数年前と比較し、だいぶ現場で使われる機会が多くなったUnityだが、あらゆる現場で使われているわけではない。プログラミング技術も、まだまだ要求される

 

ただ、年々とプログラミング技術の需要が減っているのは事実で、あくまでデザイナーと比較した場合の話だが、ゲームプログラマー需要はUnityやUE4のスキルがあれば十分内定を取れる程度にはハードルが下がっている。あくまで、新卒採用の話であり、大手でビッグタイトルを手がける場合は例外だ。

 

 

一方の3Dデザインに関しては、つい数ヶ月ほど前にVRoidやカスタムキャストがリリースされたものの、商業利用に耐えうるほど実用的なツールは未だ出ておらず、3Dデザイナーの高い技術が要されるのが現状だ。そのくせ、先ほどの質問で述べたように、専門学校ではろくな技術を学ばせてもらえないので、今業界では深刻な3Dデザイナー不足に陥っている。

専門学校がダメとなると、じゃあどうやって勉強すればいいのかという話になるが、こちらは近い内に記事化したいと思っているので、もうしばらくお待ちいただければ幸いだ。

 

絵を描くような感覚でモデリングできるVRoidだが、まだ商業利用をするには足りていないし、今後も当分はこのデザイナー不足が続くと思われる。

 

とにかく、今は誰が見ても明らかだが、3D業界がかつてないまでに活性化している。お年寄りでもVRを知っている時代だし、YouTubeのサムネ欄は、安易に量産された売れないVTuberたちの百鬼夜行だ。具体的には言えないが、他業種の会社もVRやVTuber事業に目をつけ、3Dデザイナーの取り合い状態である。

需要は間違いなく多い。ということは、お給料もいい。なるべくスピーディに修得して内定を勝ち取るべきである。呑気に2年・4年と専門学校に通っているうちに、このブームも沈静化するだろう。

 

 

以上。業界やゲーム制作に関する質問は随時受け付けているので、お問い合わせフォームからどしどし送っていただければ幸いである。全てに答えるのは難しいだろうが、できる限り親身に回答する。

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