やあ、ゲーマーの諸君。メタルギアサヴァイヴのPVはもう見たかな?
見たよ。ワームホールが大活躍するゾンビゲーだったね。
あのPVを見てなにを思ったかは人によって様々だろうが、案の定YouTubeでは国内外を問わず低評価が殺到し、小島監督までコメントを残すに至るほどの賑わいを見せている。
賑わいって言っていいんですかね、これ。
今回は、そんなメタルギアサヴァイヴがなぜ荒れているのか……の考察ではない。
ではない!?
荒れている理由なんて分かりきってるだろ? コンソールゲーム市場を蔑ろにした結果世界中のゲーマーを敵に回したKONAMIが、なおもみっともない醜態をよりにもよって小島監督の作品で晒したからだよ。こんなのわざわざ考察するまでもないだろう。
じゃあここは、メタルギアサヴァイヴの何を考察する記事なのよ?
タイトルに書いてあるだろ? なんでクソゲー臭がするのか。なぜつまらなそうに見えるのかだ。
面白そうと思った人もいる中で、そういう記事書いちゃうの……? クソゲー臭がすると決めつける根拠はなによ。
僕の主観。ここ僕の個人ブログなんで。「いや! あのPVを見て楽しそうだと思ったぞ!」という人は無理に読まなくていい。うわーなんじゃこりゃつまんなそう、と思った人のための記事です。
とのことです。
前置きが長くなったな。つーわけで、あのPVからどうしてアカン臭がするのかを、主観だらけな切り口で書いていきます。
メタルギアサヴァイヴからクソゲー臭が漂う理由
メタルギアもへったくれもない世界観
巷では「メタルギアサヴァイヴは小島監督が最後に残したアイデアだ」なんて噂もあったが、監督は
▲余談だが、監督は「メタルギアに」ゾンビなんか出るわけないと語っている。噂の元となったのは、監督のゾンビゲーを作りたいという昔の呟きなので、話が違うではないかと指摘する人もいたが、自分ならメタルギアで畑違いのものは出さないよということだろう。
要するに、監督ならまずやらねえよ、というような作風になってしまったわけだ。
ソリッドとはまるで別物として比較される作品として「メタルギアライジング リベンジェンス」があるが、あれも戦争や政治を扱うスパイ組織としての作風はしっかり踏襲していたよな。
スパイとはなんたるかを根本的に考え直したくなるほど、アグレッシブな戦闘だったけどね……。
飛んでくるミサイルに飛び乗る、ビルの壁を垂直に駆け上る、巨大な兵器を投げ飛ばすなど、やりたい放題だったメタルギアライジング。
ライジングも賛否が激しく分かれる問題作だが、あれはソリッドとは別でありながらも、題材やテーマはメタルギアに沿っていた。メタルギアを題材に別のアクションを作ったらこうなったという作品なので、メタルギアを名乗るに値するタイトルだと僕は思っている。
一方でメタルギアサヴァイヴは、もう風化して久しいゾンビブームに乗っかって、整合性を考えず適当にメタルギアにゾンビをぶち込んだだけにしか見えない。どこにメタルギアの名を冠する必要があったのかが見えてこない。生物災害の恐怖を描くバイオハザードで、非科学的な幽霊が出てくるようなもの。いくらホラーと言ったってバイオでやる必要がない。それと同じようなことが、今のサヴァイヴで起きているわけだな。
今さらっとバイオ7の悪口まで混ぜ込んだよね? 話がややこしくなるから、そういうのやめよ?
動画のコメントを見ていると、「全然ステルスしてない。ソリッドじゃない」という意見をよく見る。それは別にいい。メタルギアソリッドじゃなくて、サヴァイヴだもの。そもそもソリッドを名乗ってない。繰り返すが、ライジングだってソリッドではない。ステルス要素なんてほぼ無いも同然だ。
だが、メタルギアである必要すらないのはさすがに問題だ。なぜその名を使ったんだという話になるし、メタルギアならではの作風にマッチしないものを強引に突っ込んだりしたら、味わい深さが損なわれるのは当然の話だろ。
整合性がないよね。チグハグなものになっちゃう。
別作品で例えるなら、シンゴジラだ。あれも庵野監督の色が全面に出ていながらも、大成功を収めている。ゴジラシリーズとしてあるべき要素はしっかり踏まえていたからだよ。そこで「ヒットには恋愛が不可欠」とばかりに、主役に福士蒼汰とナンタラ48のアイドルを使ってラブシーンを追加し、主題歌をエグザイルにしていたら、きっとあらゆる方面からぶっ叩かれていたことだろう。ゴジラに合うか合わないかを考えず突っ込む。それと同じ。
ごめん、今のたとえは余計に分からない。
えー?
使い回しも甚だしい
聞くところによると、メタルギアサヴァイヴでは、Vのステージを使いまわしているそうな。
異世界と言いつつ妙に現実的なのはそのせいか……。
また、ワームホールという設定に頼りすぎているのも話題を呼んでいる。サヴァイヴではワームホールによって異世界に飛ばされてしまったところから始まるようだが、PVだと武器や素材の転送にまでワームホールを使っている。それを使って帰れと指摘したくなるのは普通の考えだろうな。
ものすごいツッコミ所がある設定だよね。
小島監督がいないならいないで、今の自分達が納得するメタルギアを引き継ごう! という想いなら、別ゲーになっても歓迎されたかもしれない。僕のようにガチなステルスが苦手な人からすると、別ゲーでも面白いなら買ってみようかなと思うわけでな。
全員とは言わないが、そういう人からすら残念な印象を持たれたのは、クリエイター魂よりも商魂のたくましさを、PVから感じ取れたせいじゃないのかなあと。そういうの、ユーザーにはしっかり伝わるもんです。
偉そうな物言いだけど、シオンって、アンブレアコアも発売前から似たような見解を示して怪訝な顔をしてたよね。手抜き感すげえって。
ああ。あれと似たものを感じるかもしれない。
参考記事:これって手抜き……? 『バイオハザード アンブレラコア』の発表から分かる、今のカプコン
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まとめ
簡潔にまとめちゃうと、
言いすぎでしょ……。
ステルスと言っても、せいぜい物を投げて気をそらしてハイドアタック程度。防衛も、ダラダラ同じ敵が押し寄せるところに壁を作ってしのぐだけ。何年前のゲームだよ。単調すぎる。
要するに、逆なんだよな。メタルギアにゾンビがやってきたというより、ゾンビが出てくるクソゲーに申し訳程度のメタルギア要素がおまけでくっついてきたような印象を受けた。そりゃ「こんなのメタルギアじゃねえ」って言われるわけだわ。面白そうに見えるはずもない。
もう少し開発陣に手心を……
いや、別に開発者たちを叩いてるわけじゃない。少々話がそれるけど、今は僕も個人で3Dゲームを制作中なんだけど、やっぱ金が潤沢に使えないぶんだけ妥協せざるを得なくなるんだ。なので、少ない開発費の中で四苦八苦せざるを得ないサヴァイヴ開発陣には、半ば同情する。
えーと、それはつまり?
ゲーム開発のお金って、開発者たちが出すわけじゃないよな? 会社の上の人間が予算を決めるわけだ。金をケチってデータを使い回させているのは、開発者たちじゃないってこと。なにが言いたいか分かるね?
そろそろこのブログ、偉い人たちの圧力で消されるんじゃないかな。
関連記事:コナミのゲーム離れが深刻化。「やっとゲーム以外の事業を手に入れた」
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自分の中であいまいだった靄が晴れるような記事でした、メタルギアは1235とオンライン、ライジングと買ってきましたが、サヴァイヴの一部の効果音がオンラインの物やゾンビのモーションもスカルズの物っぽいし、無線のプリセットは使いまわしだし、ゲーム性はラストオブアス+マインクラフト+三國無双でステルス性の文字なんか見えやしないし…
KONAMIさんこれ1000円のMGSⅤのDLCじゃないんですよねぇ・・・?
まぁ、まさかフルプライスで出さないでしょうし、プレイ動画見て考えるつもりです、抗議の意味も込めて、たぶん買わないでしょうけど。