2012年12月に6が発売してから、かれこれもう3年になるが、未だに7の情報がほとんど出てこないバイオハザード。今回は、そんなシリーズとして死にかけているバイオハザードの……
なにが死にかけよ! リベレーションズ2は高評価だし、来年初頭にはアンブレラコアが出るじゃない! 失礼なことを言うのはやめなさい!!
…………死にかけていたものの復活してきたバイオハザードの7が、いつ発売するかを推測してみよう、という記事だ。
あくまで推測なので、確定した情報は述べられませんが、いろいろな事実を元に考察していこうと思います。よろしくお願いします。
というか、最新情報が欲しいなら、速報ブログを見りゃいいんだよ。弓猫チャンネルはね、最新情報を転載しつつ、スパイスとしてデマを混ぜ込む速報まとめブログとは違(これ以上は血でにじんでいて読めない)
安心して下さい。悪は成敗しました。それでは、考察に取りかかりましょう。
発売日はいつか
それじゃ、記事を最後まで読むのがだるい人向けに、さくっと発売日がいつなのか予想しちゃってください。
記事を読むのがだるい人向けってのが悲しいが……まあいいだろう。俺の予想は、
えっなにそれ遅っ……普通に1年以上後じゃん。来月発売!とか言って期待させてよ。
無茶言うなよ!来月なわけねえだろ!!
で、どうして2017年2月なの?
その理由を、今から書いていく。読むのがだるくない人は、以下をどうぞ。だるい人はさっさと帰りやがれ!
ちょっとしたジョークじゃん……悪かったって。ごめん。
映画「バイオハザード6」との関連性
突然だが、映画バイオハザード6の公開がいつになるか知っているか?
ああ、映画なんてあったね。いろいろカオスな展開になって収拾が付かなくなっていたから、存在を忘れてたよ。
この映画、元々は2015年に公開となるはずだった。が、主演のミラ・ジョボビッチの妊娠に伴い延期。2017年1月に、全世界同時公開となった。(Aol News参照)
▲もはやアリスの人気で独り歩きしてしまった映画「バイオハザード」シリーズ。最新作の6では、モデルのローラが出演することでも話題になった。
ふんふん。で? なんでいきなり映画の話をしてるの? 私はゲームの7の話がしたいんだけど。
今日はいつにも増してツッコミが激しいな! ちゃんと繋がるから落ち着いて聞け!
映画とゲームのバイオハザードは、世界観こそ独立しているが、販促としては切っても切れない関係にある。前作の「映画 バイオハザード5」は、2012年9月14日に日米同時上映され、その1ヶ月後である2012年10月4日に、ゲーム バイオハザード6が発売した。
このゲーム バイオハザード6だが、1st トレーラーの時点では同年の11月21日に発売するはずだったものを、10月4日まで早めて発売している。延期ならまだしも、およそ2ヶ月も縮めるなんて、普通なら考えられないことだ。
そういえば、2ndトレーラーでは、発売日が早まる演出が最後に入っていたよね。
▲バイオハザード6の2ndトレーラー。動画の最後に、発売日が早まったことを告知する演出が入っている。
開発者の話によると、想定より早めに完成することになったので、繰り上げちゃいましたと言っていたが、茶番もいいところだ。
ちゃ、茶番言うなし……。
5の発売から3年半も間を空けて、あれだけ調整不足だと言われていて、スケジュールに余裕があったとは到底思えない。あれは最初から、10月4日に発売するための演出の一環だろう。逆に言うと、そのような演出を入れるぐらいには、発売日が10月4日であることは決定事項だったわけだ。
あんな早める演出を入れてしまった手前、延期なんて絶対にできないだろ? 10月4日に発売しなければいけない、絶対的な理由があったんだよ。
その理由って?
そりゃ当然、ハリウッド映画のバイオハザード5の公開だろう。映画で盛り上がったバイオブームが冷める前に、ゲームもそれに便乗してしまおうという魂胆だ。
このメディアミックス戦略は功を奏し、バイオハザード6は、シリーズで最も売れた5に差し迫る勢いで売上を伸ばしていった。初動の勢いなら5を超えていたほどだ。
でも、結局映画の公開と全くシンクロしてない5には、総売り上げで追いつけなかったよね?
確かに、カプコンIRの公開データでは、総売り上げで60万本ほどの差がある。が、これは6の出来があまりよろしくなかったために、初動の勢いが大幅に失速したせいだ。スタートダッシュは5を凌駕する勢いだった。
なるほど……まあ、少なくともデメリットは無いよね。
バイオハザード6は、様々な理由で失敗に終わり、開発メンバーもそれを反省するかのようなコメントを残しているが、少なくとも販売戦略においてはだいぶノウハウが蓄積されたはずだ。リベレーションズ2でも、エピソード毎に週単位で配信してみたり、謎が多い実写トレーラーを公開して話題性を高めてみたり、近年のカプコンは広報にかなり力を入れている。カプコンが抱えるタイトルの中で最も規模が大きくなったバイオハザードシリーズの、それもナンバリングの最新作で、なにも広報戦略を打たないなんてありえない話だ。
確かに、何かしら話題性を高めることを仕掛けてきそうではあるよね。
その中で、ハリウッド映画という、ブランド力としては計り知れないほどのパワーを持つ宣伝材料を利用しない手はない。そもそもゲームの映画化でここまで成功し、ハリウッドと提携できるタイトルなんて、そう多くはない。トゥームレイダーとサイレントヒルぐらいのものだが、それにしたって映画とゲームが両方ともブランド力として現役であるかと言われると疑わしい。
あ、いやごめん、ヒットマンがあったね。うん。
…………
いずれにしても、映画とゲームが同時に提携して長いこと盛り上がるのは、相当難しいわけだ。これはバイオハザード独自の強みと言っていいだろう。
要するに、その映画の強みを生かしてこないはずがない。映画の公開日は2017年1月だから、その1ヶ月前後が妥当というわけね?
そういうことだ。
発表日との関連性
さて、ものすごーく当たり前なことを言うが、ゲームは発表と同時に発売することなんてまずない。必ず発表があってしばらくしてから、発売する。
まあ、当然だよね。ゲームが発売することを、みんなに知ってもらわなきゃいけないし。
ああ。だが、その発表から発売までの宣伝期間が具体的にどれくらいなのか、考えたことはあるか?
ない
少しは悩んでからから返答してほしかった……。
元バン◯ム社員によると、発表から
ただこれは、中小メーカーが手堅い売上を期待している場合の話であり、大作ゲームとなると話は変わってくる。
世界規模で売上を見越している大作の場合、およそ1年が適正な宣伝期間となり、バイオハザードもナンバリングに関しては大体そのくらいの長さだ。
つまり、発売日が2017年の2月だとすると、
おお、確かに逆算するとそうなるね。
これを裏付ける根拠はいくつかある。まず、2015年9月29日の、4Gamerによる開発者インタビューの記事だ。
ん? これって、リベレーションズ2のVita版移植に関するインタビューだよね。なんの関係があるの?
注目すべきは最後のコメントだ。
川田氏:
我々が本当にやりたいこと,やるべきことは,バイオハザードであればサバイバルホラーだと思っています。それと同時にシューター作品であるアンブレラコア,リマスター作品となる「バイオハザード0 HDリマスター」も含めて,いろいろな方向性でシリーズ20周年を盛り上げていきたいと考えています。4Gamer:
あくまでもサバイバルホラーが主軸にあるということですね。それでは,来年3月に晴れて20周年を迎えた暁には大きな発表を期待しても……。 川田氏:
20周年ですから,やらないといけませんよね(笑)。4Gamer:
本当に楽しみです。本日はありがとうございました。
来年3月かー。確かに記事の考察とほぼ同じだね。
確たる約束をしているわけではないが、何かしら仕込んでくる可能性は高い。
まだある。こちらも開発者インタビューで、2015年9月26日の電撃オンラインの記事だ。シリーズ最新作のアンブレラコアに関することが書かれている。ちなみに、記事の最後で「20周年記念作品として他にもまだタイトルがある」と明言しているぞ。
――シリーズの設定としては、いつごろを描いているのでしょうか?
川田:現代と同じく2015年ごろで、『バイオハザード』シリーズの時系列として最新のものになります。今後『バイオハザード』シリーズが出るとしたら、本作から地続きのものになるでしょうね。
――となると、タイトルのロゴが気になってきます。シリーズでもおなじみの“とあるロゴ”ですが、これは何を意味するのでしょうか?
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川田:え? これまでにこのロゴ、出てきていましたっけ?
――いやいやいや、とぼけないでくださいよ。本作のタイトルにも出てきているアンブレラ社のロゴですよね? すでにアンブレラ社は崩壊しているはずですが……まだ存在していたのでしょうか?
バンス:アハハハハハ、ナイスな質問ですね……確かにアンブレラ社はなくなっています。
川田:なくなっている会社のロゴをあえて使っていることを記憶にとどめておいていただければ(笑)。本作ではシナリオモードのようなものは用意していませんが、そのぶん設定はかなり凝っていますから、『バイオ』ファンにも楽しんでもらえると思います。きっとゲームを進めていく中で「なるほど……」と感じていただける部分があるのではないかと思います。
これだけでは何も推測ができないが、今までの考察と絡めてくると、いろいろ見えてくるものがある。
まず、アンブレラコアの発売日は、2016年の初頭。つまり1月だ。アンブレラコアにストーリーモードは無いそうだが、今後のストーリーに続く伏線となる設定を仕込んでいることが、先ほどの記事から推測される。
アンブレラコアの話題や評判が普及してきた2016年3月頃に、20周年記念となる大きな発表がある。他にも20周年記念となるタイトルがあるとはっきり明言しているため、このタイミングでバイオの新作が発表される可能性はかなり高い。
映画の公開日とマッチしており、かつ20周年記念といえるタイミングでもある。この機を逃したらいつ発表するんだって話だろう。
うーん。でも、ちょっと気になる点があるんだけど……。
…………このままバイオ7の発表が濃厚、という話で乗り切ろうと思ったけど、リコも気づいてしまったか。
じゃあ、バイオ7の発売日の考察はここまでにして、考察を続けたうえで更に気になった点を書いていこう。
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バイオ7以外のタイトルの可能性
あらかじめ言っておくと、この記事はバイオ7の発売日を考察するために書いたものだ。だが、その根拠を裏付ける資料を探しているうちに、もう一つの可能性が浮上してきたので、それについて少し書いておく。
はーい、お願いします。
さて、あれからトンと音沙汰がないので忘れられがちだが、イタリアのインディースタジオによるバイオハザード2のリメイクが開発中止になったことはご存知かな。
えっ!? 確か、ファンメイドによるすごく完成度の高いリメイクのデモが公開されていたよね。中止になっちゃったの?
厳密に言うと、
ああ、なるほどそういうことね……。
で、バイオの2というと、モロにアンブレラの不始末によってラクーンシティが壊滅していた頃の話だ。バイオのストーリーにアンブレラは欠かせない要素となっているが、特に2においては存在感が濃かった。オペレーションラクーンシティでは、2の舞台裏で暗躍していたアンブレラ組織の話も描かれている。
アンブレラコアのロゴの話で、壊滅したはずのアンブレラのロゴが使われていることを記憶に留めてもらえればと話す川田氏のコメントを見て、ひょっとしたら20周年記念のサプライズって、バイオ2のリメイクのことなんじゃないの?とも思った。
可能性としては否定できないよね。FFも7のリメイクを発表して大盛り上がりだったし、昔のヒット作のリメイクって、今も待ち望む声が多いみたいだから。
ああ。だが、非公式リメイクの開発中止が発表されたのは。2015年8月で、先ほどの川田氏への2つのインタビュー記事は、1ヶ月後の9月。その頃には、20周年のサプライズが確定していることを伝えている。アンブレラコアに加えて7の開発も水面下で動いているはずの中で、あまりにフットワークが軽すぎやしないか?
でもさあ、20周年「記念」だよ? ナンバリング最新作が出るって、記念になるの? 体裁としては、リメイクの方が記念のサプライズっぽくならない?
…………。
あ、フリーズした。おーい。
正直なところ、7なのか2リメイクなのか、今の時点ではこれ以上なにも考察ができない。情報が足りないからな。
が、来年の2月か3月に、どちらかの発表があることは濃厚であると見ている。どっちにしたって、バイオファンからしたら嬉しい話だろう。
まあ、確かにね。
あ、でも……そういえば、2015年12月5日に、PSプラットフォームの一大イベント、PlayStation Experience 2015が開催されるよね。公式サイトには、カプコンのロゴが出ているよ。そこで発表される可能性はないかな?
無いだろ。そっちは多分ストVの情報がメインになるんじゃないか? ドラゴンズドグマ・オンラインでも、やたらとストVコラボをしているし。ストVはPS4とPCで発売する(XBOX Oneは対象外)なので、PS Experienceで発表するのは妥当な話だ。
……なるほど、よく分かりました。
さて、考察はこれにて終わり。あくまで当ブログによる考察にすぎないが、可能な限り洗い出してみた。少しでも参考になったなら幸いだ。
この考察が正しいかどうか、さっそく来月のPS Experienceで明らかになるわけだね。もしハズれてたら、笑いに来て下さい。
やめて。怖いこと言わないで。
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とにかく楽しみです。
ところでカプコンといえばdeep downはどうなったんでしょうかね。そろそろ浮上してきてもいいと思うんですよ。
deep down……初お披露目の時は本当に興奮したんですけどね。下手したらFF15よりあとになりそうです。
素晴らしい御考察です。
フォローします。