SEKIROは本当に難しいのか? 買うべきか悩んでいる人へ

どうも、弓猫です。

「本当に難しいのか?」なんて扇動的なタイトルを付けてしまいましたが、すでに数えるのを諦めた程度には死にまくっています。難しいです、はい。

開発元のフロム・ソフトウェア自身、BloodborneやDARK SOULSより難しい、とコメントしているぐらいです。

これだけ難しいにも関わらず、多くのゲーマーが絶賛し、熱狂しています。もちろん批判もゼロではありませんが、新規タイトルとしては大いに成功したと言える評価です。

なぜ、めちゃくちゃ難しいのに評価が高いのか?

批判を覚悟で言いましょう。実はそんなに難しくないからです。

何を言ってんだと思うかもしれませんが、以下に理由を書いていきます。
これを読めば僕が何を言っているか分かるだけでなく、あなたがまだ買おうか悩んでいる人なら、買って損がないかどうかも分かります。

SEKIROが難しいと言われる理由

そもそも、SEKIROが難しいと言われるポイントはどこか?
まだ手にとっていない人は、こう考えているかもしれません。

  • 操作が難しいから
  • 反射神経が必要だから
  • 正確なタイミング合わせが必要だから

結論から言うと、これらは全て間違いです

SEKIROの操作は簡単

SEKIROの操作は無双シリーズよりも簡単です。刀による攻撃はR1ボタンのみ。ガードはL1。基本はこの2つのボタンを軸に戦闘が展開されます。義手忍具とか、アイテムとかありますが、状況に応じて単発で用いるだけです。

SEKIROに反射神経は必要ない

反射神経も必要ありません。L1のガードを押し続ければ大抵の攻撃はガードできます。ガード不可な攻撃は発動前に「危」のマーカーが表示され大きな効果音が鳴り、(技にもよりますが)大体攻撃してくるまでに1~2秒はかかります。マーカーには気づいたのに、反射神経が足りないのでどうしようもない!といった事態には、ほとんどならないです。

まあ、正確に言うとクソ速い危険攻撃もあるんですが、その場合は反射神経で太刀打ちしようとせずとも、別の対抗手段がしっかり用意されています。

SEKIROのタイミング合わせはかなり甘め

タイミング合わせも、必要ですがシビアではありません。

敵の攻撃に合わせてガードボタンを押すと、「弾き」が成功して敵を追いつめることができるのですが、実はガードしながらできます。
そのため、ガードしながら敵と睨めっこしておけば、「成功すれば弾き、失敗すればガード」となります。

また、要求されるタイミングは結構甘く、連打でもある程度はどうにかなります。

SEKIROは簡単ではない

なーんだ、それならいけそうじゃん!と思ったあなた。

お気づきでしょうか。僕は難しくないとは言いましたが、簡単だとは一言も言っていないのです。

事実、僕を含め数多のゲーマーが、同じボスに何十回と死にまくっているのです。簡単なゲームなら、こうはなりません。

では、なにがSEKIROをそこまで難しいと言わしめているのか、その正体に迫ります。

SEKIROは覚えゲーである

ぶっちゃけこれがほぼ全ての結論なんですが、SEKIROは覚えゲーです。

SEKIROに限らず、フロム・ソフトウェアの過去作「Bloodborne」「DARK SOULS」にも同様のことが言えますが、今回は特にその傾向が顕著です。

同じボスに何十回と死ぬ理由は、敵の攻撃が尋常ではないぐらい速いからでもなければ、操作が複雑で思うように動けないからでもありません。

そのボスへの……正確には、そのボスの技一つ一つへの対処法を知らないから、死ぬのです。

SEKIROの防衛手段は豊富で、大別すると「ガード」「ジャンプ」「回避」、もっと細分化すると「弾き」「見切り」「義手忍具」と、攻撃手段に対して防衛手段は実に多彩です。

しかしながら、その中で有効打となる手段はボスごとに、ボスの技ごとに異なり、間違えた手段を取ると大きなリスクを伴います。

SEKIROを攻略する上で重要なのは、様々な技を繰り出す敵に対し、どう対処するかを体当たりで覚えることです。

この、「どう対処するか体当たりで覚える」過程で死にまくるのです。

序盤で多くのプレイヤーを苦しめるボス「赤鬼」。まともに正面突破を試みると非常に凶悪な強さを誇るが、 解法が分かれば難易度は一気に下がる。

SEKIROは慣れゲーである

いちいち攻略法を自力で探すのはダルい。攻略サイトを見ればいい。そうしたら、一気にヌルゲーになるのではないか?

安心してください、そう簡単にはいきません。

攻略法を知るのは、あくまでスタート地点です。言うは易く行うは難し。その攻略法を何度も試し、次第に慣れてきて、ようやく勝利が見えてくるのです。

例えば、「あの技は危険なので、マーカーが出たらジャンプで回避しよう」と言われても、いつ繰り出してくるか分からない中で急にマーカーが出てきたら、焦りますよね。連続攻撃をガードで凌いだ直後とかだと、意識がガードに向いているので咄嗟に反応できません。

でも、何度もやる中で、段々と感覚が掴めてきます。

  • 連続攻撃の後も警戒しなきゃだめだ
  • ジャンプ攻撃の後は必ず危険な攻撃に繋げてくる
  • かかと落としの後は反撃のチャンス

といった具合に、細かい慣れが積み重なることで不測の事態が減っていき、繰り返し戦う中で少しずつ余裕が出てきます。

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SEKIROは、学習をもってプレイヤーを成長させる

簡単にまとめると、SEKIROは「学習」によって突破口が見えてくるゲームです。実践(あるいは攻略サイトやYouTube)で知識を得て、何度も挑んで感覚を掴みます。学習できるよう、上手く配慮されたバランスに仕上がっています。

そして、俊敏な反射神経とは違い、学習能力は(良し悪しに個人差はあれど)多くの人間が備えているものです。だから、SEKIROは多くのゲーマーが楽しめるのです。

どんな人におすすめなのか結論を述べると、攻略という部分において、ゲームに本気になれる人に向いています。
与えられた難関に対し「もうちょっと手加減してよ」「だるい」と思っている人には向いていません。自分には乗り越えられるはずだ、なにくそと食いつく気概のある人には、苦労に見合った素晴らしい達成感が用意されています。

何度も死ぬとイライラするように見えますが、不思議とそうはなりません。それは、難関として立ちはだかるものが「到底たどり着けないような高難易度テクニック」だからではなく、「落ち着いて一つずつ対処すれば、いつか必ず活路が見えるもの」だからです。

SEKIROの死因は、わからん殺しを除きほとんどが「慢心」や「焦り」です。いけると思って調子に乗ったら返り討ちにあった。逆に、慎重になりすぎて絶好のチャンスを逃してしまった……といった具合に。

それはさながら、気持ちで負けたら勝負にも負ける、侍同士の一騎打ちのようです。大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に遊べば分かってもらえるはずです。

SEKIROは、猪突猛進は当然ながら、臆病に逃げ回りつつチクチク攻撃するだけでは勝てません。敵に立て直す隙を与えず、時には果敢に攻め込む必要があります。

攻め込む分だけリスクが生じます。その緊張感に燃えながら相手を追い込んでいき、相手の攻撃に落ち着いて対処していく。

そんなヒリつく攻防の果てに相手が体制を崩した時は、思わず「もらった!」と声に出してしまうほどの達成感があります。今まで苦労してきた分も相まって、とどめの忍殺が決まった瞬間のカタルシスは筆舌に尽くしがたいです( 記事を書く人間が一番用いちゃダメな表現ですが)。

最後のトドメが決まる瞬間が最高に気持ちいい

長々と書いてしまいましたが、正直これでも全然語り足りないです。記事が読みづらくなる都合上、致し方なく削除した説明も多いです。それくらい、SEKIROはハマった人には中毒性が高く、非常に挑戦的なタイトルなのです。

そんなわけで、「アクションにそこまで自信があるわけではないが、ゲームに真剣になれる覚悟がある」という人には、ぜひ手にとっていただきたいです。想像を遥かに超える面白さが待っています。

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